ゆったりしてみる。

Uncategorized

初投稿からはや3ヵ月。その間、本当にいろんなことが起こって、なかなか書けませんでした。両足にけがをしてしまい、怖くて正座が出来ず、長らくお点前ができなかったり、直近では身内に心配なことが起こってしまい、これからしばらく対応に奔走することになりました。

そろそろ足のケガも回復してきて、不安なく正座ができるようになったので、1か月半ぶりに「運び水指」の稽古をやってみました。
お休みしている間に堀内宗心宗匠の「基本のけいこ表千家流」を手に入れて読んでいましたので、今回は柄杓の使い方を意識して稽古することができました。この本は茶の湯の「型」を通して「心」を知れる本です。一つ一つの所作の意味が分かるので動きが自然に整うように思えます。

茶の湯って、やっぱりいいんです。今の私のように心がざわついていても、お茶を点てることでゆったりできて気持ちが整うからです。現実(問題)からいったん離れて気持ちがリセットされると、落ち着いて立ち向かえるようになる。そこにある現実から逃げずにいろんな角度から方法を考えられるようになります。若い頃にお茶に出会って数年間みっちりお稽古に通ったことと、両親が持たせてくれた茶道具や先生から頂いたお軸はお茶碗は、今の私にとって宝物です。

「ゆったりしてみる。」ことは、慌ただしい中にあるからこそ威力を感じます。


タイトルとURLをコピーしました